先日受けてきた、とあるオーディションの話の続きです(前半はこちら→「Zoomカラオケってありましたよね?」)。
ここで先ほど渡されたばかりの4つの短い台本の中からひとつ選んで、カメラに向かって演技します。
私は7番目でした。
中高年の素人の方がほとんどでみなさん緊張されている様子でしたが、それぞれに味わいがあって、それを見ながら自分は緊張することなく楽しんでいました。
いよいよ番号を呼ばれて自分の番が回ってきました。
名優ロバート・デニーロは、まるで演技をしていないかのように演技することを徹底的にたたき込まれたという話をどこかで聞いた気がします。
でも、自分は演技を練習したことがありません。
なので、以前ほんのちょっとだけ微笑んだ顔の自撮りがうまくいったときに工夫したことを思い出していました。
その時どうしたかというと、まず昔飼っていたペットの写真を用意しました。
撮影のことは忘れて、リラックスしながら昔飼っていたペットの写真を眺めました。
そしてその間にセルフタイマーでカシャッ。
まぁ、これはぜんぜん演技してないので自然体で撮れますよね。
今回のオーディションで私が選んだ台本は、年上の男性(わたし)が年下の誰かに昔話をするような場面です。
場所を指し示すような言葉もあったので、アドリブでななめ左前方を指差しながらセリフを語ってみたり、語りかける若い相手が自分の左隣に腰掛けていて同じ方向を見ている、そんなシーンを思い浮かべながら視線にも気を配りながらセリフを言ってみたり。
なるべく自然体で落ち着いて語りかけるようにこころがけましたが、意識していなくてもやっぱり緊張していたのか、前半は少し早口になってしまいました。
でも、最後は、ゆったりと余韻を残すように言葉を出せました。
歌手を志望しているわけではなく、今回はナレーションに興味があります、ということで応募したんですが、先の投稿にも書いたようにせっかくだから精一杯楽しもうと思ったので、歌も歌ってみました。
曲はマルーン5の「Sunday Morning」です。ずっと昔にトヨタのテレビCMで使われていて、それが耳に残っていたんです。
2年前にZoomカラオケのために選曲して練習したので、歌詞もしっかり覚えています。
それから、話し声とは違う声を聴いてもらえるのもいいかな~というのも、歌うことにした理由でした。
サビの部分だけ歌ったんですが、最初のフレーズを歌ったときに頭がすっかり真っ白になってしまって、次の言葉が出てきませんでした(うわっ💦)
でも、焦った様子を見せず、しれっとまたもう一度頭から歌い直しました。
2回目はちゃんと続きがスラスラと口から出てきて、無事歌い切りました。
最後の方ではだいぶ調子が出てきていたので、ちょっと長めに音を引っ張って響かせるように歌うような余裕もありました。
最後の挨拶では、アピールポイントとして好奇心だけは旺盛なことを強調して、ご縁があれば一緒にお仕事させていただきたいとだけ伝え、軽く会釈してオーディションを終えました。
セリフを言う時はちょっと滑舌がよくなったかなぁ~という感じで、自分では意識してなくてもやっぱり緊張してたのかなぁと思いますが、だいたいやりたいことはやれたし、楽しめたと思います。
ただひとつ後悔していることは、宮崎駿監督のジブリ映画「もののけ姫」に出てくる犬神モロのモノマネをやらなかったことです。
結構自信あるんだけどなー
よく言われることですが、やらずに後悔するよりは、やって後悔したほうがいいですよね~
さて数日して、オーディションの合否通知を発送しましたよーというメールが届きました。
思わせぶりですね😁
「ピンポーン。いそじさ~ん、速達で~す」
速達料金まで払って急いで送ってくれるなんて~と思いながら封を開けると…
「あ、合格してる!」
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